小江戸へ -植物園編-


親指姫が隠れていそう!

一人脳内でそんなことを考えながら、写真を撮っていた。

このとき、娘はまだ赤ちゃん。
小さな頃から絵本好きだった息子とは違って、なかなか本に興味を持ってくれず、
女の子用に、と買った「ねむり姫」や「親指姫」の本は、ずっと本棚で出番待ちの状態だった。

あれからもうすぐ二年が経つ。
映画「アナと雪の女王」の影響もあって、お姫様が大好きになった娘は、
昼はフリフリのドレスを身にまとい、踊ったり歌ったりして王女になりきる、
そして夜は、お姫様の出てくる絵本を読んでやらないと眠らない、そんな子になった。
もう赤ちゃんじゃない。
いつもコアラの子のようにわたしに纏わり付いてはいるけれど、
わたしとはまったく別の人格を持った、一人の女の子になってしまった。
嬉しいような、少し淋しいような。



さて、「小江戸へ」後編は、水郷佐原水生植物園
元々佐原行きを決めたのは、ここのあやめを見に来たかったからなのだけれど、
生憎あやめ祭りも終盤で、花はほとんど残っておらず。



こんな具合。かなり淋しい様子だった。



蓮の花は咲き始めたばかりのところだった。ほんと一つ二つだけれど。
今なら「ほら、あそこに親指姫がいるよ」と娘に言えば、
「え、どこどこ?」なんて反応してくれるかもしれない。
ああ、子どもの成長って、本当に早いなあ。

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Author : DPaT